先物取引とは

そもそも商品先物取引とはどういったものでしょうか。

商品先物取引も商品の取引ですので、品物と代金のやりとりが根底にあります。しかしながら、普段デパートやコンビニでの買い物とは全く違います。

  普段の買い物 商品先物
品物の受取り、代金の支払い 直ちに 予め定められた期日
品物の品質や支払い代金 その場 取引時
取引形態 相対取引 商品先物市場を通じて
品物の品質 ばらばら 均一
必要なくなった場合 リサイクル 反対売買
決済方法 丸代金 差金決済
「金」の価格変動の図例(金1キログラムの値段)

上記の図を見て頂いたように、商品を得る意思がない場合でも途中で反対売買の決済をすることによって、取引を離脱することが出来ます。商品先物はもっぱら価格差を狙って取引されるものになります。

商品先物取引は株式取引や預金と異なり、一定の時期がくると品物の受け渡しや代金の支払いをしなければなりません。この一定の時期のことを「限月」と呼びます。商品先物で価格差を狙って取引する人は、株と違いいつまでも放っておくことが出来ないことも特徴の一つです。



【ザラバと板寄せ取引の違い】

商品先物取引には、ザラバ取引と板寄取引の二通りがあります。ザラバ取引というのは、複数約定値段方式の取引になります。取引時間内において、どの限月、どの値段についても注文を出すことが可能で、売りと買いが合致した時に約定となります。
「価格優先>時間優先」の原則に基づいた取引で、株式取引などはこの方式を取っています。
板寄せ取引とは、売買注文を一斉に集め条件を刷り合わせ、一つの値段で全ての注文を成立させる日本独特の取引手法になります。大量の取引を成立させることなどに適している取引手法です。商品先物では多くの銘柄が板寄せ取引で、株式取引でも寄り付きなどは板寄せ方式をとっています。

10 45.430  
5 45.420  
75 45.410  
103 45.400  
94 45.390  
  45.380 25
  45.370 33
  45.360 50
  45.350 42
  45.340 114
ザラバ取引の例

【証拠金取引とは何か?】

商品先物取引では、総代金や現物が必要ない代わりに、取引の担保として「証拠金」というものが必要になります。その取引をするにあたって必要となる証拠金のことを、「本証拠金」と言います。未決済の建て玉について、計算上の損が一定水準を超えた場合に追加で差し入れる「追証拠金」。納会期日が近づいてきた時、担保を追加で差し入れる「定時増証拠金」。価格変動が激しくなっている場合、取引所の判断で担保を差し入れる「臨時増証拠金」の4つがあります。
取引証拠金は、新規に買い建、売り建の際取引所に預けられ、決済後損益を加味した金額が返還されます。
取引証拠金には現金の代わりに有価証券や倉荷証券などで充用することも出来ます。
ここで見てきた証拠金取引というのは商品先物取引独特のもので、もっとも大事な部分になりますので、良く理解した上で取引を行なってください。

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